追撃日記

進撃好きの会社員の追っかけ日記

5年ぶりにして最後の進撃の巨人展に行ってきましたレポ

 

よう……5年ぶりだな…… 

 

上野の森美術館で開催された進撃の巨人展から早5年。

今度は六本木で大々的に実施されている展覧会、先行初日に行ってまいりました。

 

進撃の巨人展FINAL
森アーツセンターギャラリー
前期:7月5日~8月4日
後期:8月5日~9月8日
開館時間:午前10時~午後8時

 

「FINAL」ってつけられていますが、もちろん原作マンガは連載中です。
進撃をリアルタイムで追っているファンは、
このところ公式が醸し出してくる”最後”感をヒシヒシと感じていまして、
その勢いみたいのが感じられる展示でした。

なぜなら……

  • アニメseason 3 以降の原作しかないところがメイン

……?どうした????

今までアニメ派に揃えて各コラボを展開してきたじゃないか!!!

儲ける気はあるのか!? それともそんなことはもういいのか!?!

なんか「やるんだな!? 今ここで!!!」という気概を感じます。

最後のリアルタイム疾走感のある展示であります。

 

原画を見ながら、ああ、終わっちゃうんだろうなぁ…
今までたくさん応援してきたなあ…最後まで応援したいなあ…ってしみじみ思いました。


今だからこそ体感できる展覧会だとおもうので、 

もしお連れ様がアニメ派の場合、
事前に単行本22巻~28巻を貸してあげるといいと思います(ダイマ

 

1個人の感想ブログなので、ネタバレNGの方や客観的なレポ欲しい人は

ニュースサイトとか見てください!!!

 

 

入って~出るまでの雑感

  • 先行日程の人数コントロールが最適。上野の時のような芋洗感がなく、原画を並ぶことなく写真も撮れた。
  • 特典のネームは思ったよりでかいB4サイズ。筒持参か、もらったビニールにいれて巻いて止めた方が良いです。
  • 音声ガイドはテレフォン型(耳に当てるやつ)…イヤホン持って行ったけど、端子が…ほっそいやつでした…
  • リーブス商会(売店)は自分で商品を入れる形式
  • レジ前では先行グッズボックスの手帳にスタンプ押せる
  • 受注グッズはQRを渡されててネット注文
  • リーブス商会LINEとともだちになっておくと、出口でアルミンくどかれボイスがもらえます。アルミン、夜の蝶の才能がある…


生まれてしまったあとでは、戻れない!「人生」を選択して分かれる入り口

「今、この世界に生まれようとする君は、選択しなければならない」

「壁の中で生きるのか」

「壁の外で生きるのか」

さあ、君の人生を始めよう

 

最初の部屋ではオープニングムービーを見たあとに、二手に分かれます。

進撃の巨人ファンであれば、エレンSIDE(パラディ島)か、ライナーSIDE(マーレ大陸)か…ということにピンときます。

どちらに生まれても、辛いことはマンガで知っている…そして、

「生まれてしまったら、もう戻れないんだ……」という怖さに、なんだか震えます。

悔いなき選択を…

私は初回、「壁外」から体験しました。

5年前と違う体験をしたかったからですが……マジで良かったです。

 

 

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悪魔をやっつけて、世界を救うぞ!という価値観が生まれます

いままで、やはりエレンサイドの物語に愛着がある分、

ライナーサイドの物語を「理解しよう」という意識は拭えなかったのですが、

壁の外にうまれおちて育っていくと、彼らは世界を救うヒーローの文脈だったんだなと感じます。

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ベルトルトの視点で破った壁を覗き込むと、壁内の男の子(客)と目があって泣きました

 

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このライナーの言葉は、本物なのだ……実感しと涙が出る構成に

 

 冒頭でちょっとだけ別れるものの、ほぼ同じ体験ができるのですが、
順路が合流した時にどっちの気持ちになっているか、不思議な体験ができました。

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情緒が死ぬ

これ、同じ原画を見ていても、きっと隣の人と気持ちが違うんだと思う…

 

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えっ……つら……



今回額縁の色、壁の色……すべてが意味があります。

赤=エレンSIDE(パラディ島)

青=ライナーSIDE(マーレ大陸)

黒=共通 or 神視点

 

また、「部屋の左から壁内サイドが始まり、中央で邂逅、右から壁外サイド」といった構図は、部屋の何箇所かで再現されていました。

 

原画展なので先生の書かれる線とか細かいところを見てしまうかもしれないけれど、全体の構図に目を動かしてみると、震える体験ができます!

 

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中央で邂逅する価値観 正義は、真実は、一つではない……

 

この、「表裏の価値観の構成」「同じものを見ているはずなのに」は、
途中のムービーや、最終回の部屋の手前まで尾を引いていて… 

 

壁外と、壁内に心をわけて、そして「物語をひとつに収束する」というカタルシス

原作でもこれからどんどん深まっていくのかと思うんですが、
進撃の巨人の根源的な面白さを体験できました。

 

おもしろ~~~! 

 


進撃の巨人の世界を体感できるジオラマシアター

 これ、侮っていました……めちゃくちゃ良かったです。

実寸大のジオラマと20m超の超大型スクリーン

というキャッチコピーだと、何がなんだかよくわからないんですけれども。


この、10分間のムービーが今回一番感動しました。

原作の絵が、動くんですよ……すっごいびっくりしました……

 

 

大型スクリーンがあって、手前にジオラマのガレキがある。
これ、見たことある!!

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5年前にもこういうの見た!!

正直「上野や大阪や大分で見たことあるな~~~」って感じだったんですよね。
はいはい、ここで巨人と戦って…… 的な。

案の定、ガレキから始まって…。
映像は街→壁外調査→シガンシナでの決闘。
IMAX的な、視野の広いスクリーンで原作絵がそのまま動くで、めちゃくちゃすごい没入感。

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諫山先生に近い絵が動くというだけでアツイ

ライナーたちを倒した後に、ぼろぼろのシガンシナの風景。
いいね~かっこいい~!っていう浅いかんじ。

 


次の瞬間、映像が……劇場に。
聞き覚えのある、演説。これは……ひそかに人気の、ヴィリータイバー!!!!
作中でもあった影絵をつかった、プレゼンテーション。のめりこむ観衆。

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一気に、わたしたちはレベリオ区に転送されます

次の瞬間、世界の脅威……エレンイエーガーが、突如現れ人々を蹂躙する。
戦鎚が現れ…そして破る。興奮の渦の中、二つの陣営が向き合い

写真有るんですが、

ここがめちゃくちゃかっこいいので現地で是非見てください!!!

 

……そしてレベリオ区の風景に。

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あああ……5年前にはしらなかった地獄


この「いつもの壁内の街のガレキだと思っていた」のが、
「このガレキは、壁外のものでもあるのだ」と気づいた瞬間がすっげーよかったんですよ。

 

あ、そうか、5年前とは、違うんだな……って思えたところが。
そういう自分の一面的な見方を突きつけられたときの快感っていうのがとてもよかったので、

5年前の思い出を引きずっていてよかったとおもいました(?)

ムービーの演出ものライトが効いていました。

 

「最終話の音」展示  

チクショー!!!聴いてきました!!!!

大好きなマンガは、なんの先入観もなく、誰の価値判断もなく、「その先生の書いた線付きで」楽しみたいというオタクでありますので、
毎月早バレとの血で血を洗う戦いを繰り広げているのですが、
まさかの「構想中の最終回の音を再現しました!!!」というこの企画。

 

企画者は人の心がないのか……? お前には好きな漫画がないのか……?

ここまでコアな企画に食いつくのはどの層なんだ……?

と一瞬、心のナイフを振り回していたのですが、
まー先生が許可したんならいいんだよな!とカジュアルに見に行きました。

 

存在するヒントはすべて体感したい……!!!

 

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ひっ……

ちなみに、「ナレーションや声優さんの演技付きで1場面をみられる」という再現性が高いものではなく、環境音のみで推理する、というタイプのものなので、
見た人によって解釈わかれててそれはそれで地獄です!

 

体験としてはとても面白かったのですが、 

内容に関してはネタバレ度が高いと思ってこちらに書きました。

aot2counter.hatenablog.com

 

 

先生のネーム部屋

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ぐるっと一周ネームが

 

先生のインタビュー動画も流れていますが
10年分のネームをこれでもかと敷き詰めています。

個人的見どころは3点。

  • 初期設定・・・サシャのビジュアルや、調査兵団のマーク、マーレ戦士隊の名前が今と全く違います。ピークちゃんのおっさんビジュアルもいました。
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  • 展開が異なる・・・雑誌に掲載されているものと、セリフや展開が全く異なるものが数点見られました。ウォーリーをさがせ!的な感じで探すと良いと思います
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    エルヴィンとリヴァイのボツネームには目ざといオタク
  • 担当者のツッコミ・・・赤や青でツッコミが入っているのは担当編集のバックさんによるものだそうです。先生へ思考を促すような深いコメントもあれば、ちょっとわらっちゃうようなおちゃめなコメントまであります。

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わからないシリーズ

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先生サインも

 

たくさんあるので、じっくり隙間まで見るのがおすすめです!

 

 

お買い物

 

今回もリーブス商会(作中に出てくる商会)が

LINEなどでオススメ商品をプレゼンしてくるので、これがめちゃくちゃ物欲を刺激してくるので、ディモ・リーブスの文才あなどれません……

たくさんかいました……悔い無し…… 

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我を失って買っていました

 

 

 六本木のミュージアムならではの豪華なご飯も

 六本木ミュージアム

Cafe THE SUN と、

THE MOON Restaurant それぞれで、進撃の巨人のコラボフードが用意されています。

 

初日、Cafeが激コミだったので……

Restaurantのコース料理を頂いてきました! 

 

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ニコロのランチコース ¥5400

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芋の存在感

お皿もアーティスティックですし、サーブしてくれた方はぶどうバッジをつけたソムリエさんで……なかなか素敵な時間を思いがけずすごしてしまいました!

 

芋を運んできたとき、さすがのプロも半笑いでした 笑

手づかみでいいと言われましたが、あつあつなので、スプーンとか使ったほうがいいです!

しかし、美味しかった……サシャもあの美味しい魚介をたべたら…あの笑顔になっちゃうよなあ……
ちなみに、マフラーは原作は黒なので……ってお料理を説明してくれたので、「推せる……」ってなりました。

 

 

あと、コース料理を頼むと兵長の椅子とチェキが撮れます!!!

私と友人は知らなかったので、「ええ……???」となりながらも写真撮ってもらいました。ふわふわしてます!

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特典……

最後に…

5年前とは、物語を見る視点が異なっている展覧会。

 

物語の結末を迎える前に何回も通って、
自分なりの考察もしてみたいなあ……と思いました!

通います!!

 

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出口でもらった色紙(先行特典)と原画(日替わり特典)

 


ツイッターのレポまとめ

⚡️ "進撃の巨人展 FINAL 先行日"

https://twitter.com/i/moments/1147833729512902656